今回は当所会員事業所〝梅荘〟（ばいそう）さんに取材にうかがいました。〝梅荘〟は、1905年に児島の塩田王として有名な野﨑家の別荘として建設され、国登録有形文化財（建造物）にも登録されている建物で、平成16年からはうどん屋として営業をしています。もともと野﨑家の海水浴場の休憩所として計画され、庭に梅の木が多くあったことから、梅荘と呼ばれるようになりました。

そんな格式ある建物を店舗としている〝梅荘〟のうどんは、店主のこだわりが感じられるものばかり。麺は100％国内産の小麦と井戸水を使用、ダシは天然のかつお節7種類をブランドし、メニューによって配合を変えております。かやく（650円）・肉（980円）・天ぷら（1080円）・釜あげ天ぷら（1170円）・生醤油（590円）・天ざる（1170円）などの豊富なメニューに加え、えび・餅・アスパラの天ぷらがのった「えび餅ぶっかけ（1180円）」（冷：1130円）や、野菜の甘みに生姜がきいた「野菜あんかけ（950円）」など〝梅荘〟オリジナルのメニューもおすすめ。

敷地に一歩足を踏み入れれば、そこはまるで別世界。季節ごとに彩りを変える庭園、100年以上も前の贅を尽くした数奇屋造りの店舗で、往時の物語を今に伝える〝梅荘〟。風情あふれる日本庭園を眺めながら、懐かしい空気に包まれた店内で、美味しいうどんに舌鼓をうつ。そんな非日常を体感されてみてはいかがでしょうか？